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大学先輩からのメッセージ

 関信地区国立病院薬剤師会 各施設の詳細は、こちらのページからご覧下さい。

明治薬科大学 2017年卒業
明治薬科大学 S . I
西埼玉中央病院
・普段はどのような仕事をしていますか?
私はセントラル業務、病棟業務といった通常業務のほかに、感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に所属しています。
・職場の雰囲気は?
西埼玉中央病院は薬剤師11名、調剤助手1名の計12名で業務を行っております。病院の規模もそこまで大きくなく、医師や看護師、他のコメディカルとの距離が近いです。そのため、情報交換がしやすく、気軽に薬の相談を持ちかけられることが多いです。
・仕事のやりがいは?
やりがいは患者さんや医師、看護師に「ありがとう」と言ってもらえることだと思っています。自分がかかわった人から薬剤師がいてくれて良かったと思ってもらえるように、どの様にかかわっていけば良いだろうか、どの様な情報を持っていれば良いだろうかと毎日模索しております。また、そのためには病棟での業務時間を多く持たなければならないので、セントラル業務はいかに効率よく調剤業務をこなしていくかを常に考えながら仕事をしています。
・今後の目標や夢は?
今年度、仕事を始めた当初から興味のあった、感染制御認定薬剤師を取得することが出来ました。最近では、資産運用・形成などにも興味を持ち始めた事もあり、病院経営についても興味がわいてきていて、薬のことも勉強しながら様々な事を勉強していきたいと考えています。
・薬剤師を目指す学生へのメッセージ
薬学部に通ったからといって絶対に薬剤師にならなければいけないわけではありません。現在では多種多様な働き方があり、薬剤師以外の道もあるということは知っておくべきです。自分の道を自分から閉ざすのではなく、たくさんのことに興味を持ち、たくさんのことを経験してもらいたいと思います。その上で、「病院薬剤師になりたい」「国立病院機構で働きたい」という人と一緒に働ける日を楽しみにしています。

当院は茨城県のほぼ中央に位置し、第三次救急医療を担う500床の急性期病院です。私が入職した年の10月から病棟薬剤業務を開始することになり、当時1年目の私も病棟担当を任せられることになりました。

私の担当は脳神経外科を中心とする病棟です。この病棟の特徴は、リハビリを目的とした転院患者さんも多く、医療連携に携わる職種と接する機会が多いことです。病棟での業務が慣れてきた頃、当病棟では転院先からの処方に関する問い合わせが多く、それをソーシャルワーカーが対応しているとの話を聞くことができました。薬剤の専門知識をもつ薬剤師による情報提供を行うことで医療連携への貢献ができないかと考えるようになりました。そこで、退院時処方の内容、投与経路、調剤方法、服薬指導の内容等の情報を転院する患者さんのお薬手帳に貼付する取り組みを開始しました。その結果、ソーシャルワーカーへの問い合わせが減少し、転院先の薬剤師からも提供した情報が有益であったとのご意見をいただきました。なお、この結果については学会発表をしています。このように、経験年数が浅い自分でも問題意識をもち解決に向けた行動を実行できたことは大きな経験だと感じています。このような行動を可能にしているのは、互いに切磋琢磨し困った時には相談に乗ってくれる同僚や、適切な指導をしてくれる先輩、提案に耳を傾けてくれる上司の存在だと思います。6年制の実践的な教育を受けられた皆さんの力を発揮する舞台として、魅力的な職場環境ではないでしょうか。

また、当院では他にもがん患者さんを中心とする病棟や循環器系疾患が多い病棟など、様々な領域で薬剤師が活躍しています。若手であっても医療の最前線で活躍でき、それを支援してくれる職場環境が整っている当グループなら、仕事のやりがいがきっと見つかると思います。

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星薬科大学 2018年卒業
星薬科大学 M . N
国立国際医療研究センター病院
・普段はどんな仕事をしていますか?
当院は、新宿区戸山にある病床数749床の総合病院です。現在私は、血液内科病棟の病棟担当薬剤師として業務を行っており、主な仕事は、臓器機能に応じた投与量や支持療法の提案、薬物相互作用の確認、配合変化の確認などです。また、患者さんに服薬指導や副作用確認を行なったりしています。退院時には、保険薬局への情報提供なども行っています。
・職場の雰囲気は?
薬剤部には、薬剤師レジデントを含め若手からベテランまで約60名の薬剤師が在籍しています。ジェネラリストでありながら、個々の分野でプロフェッショナルとして活躍されている先生方が多く、困ったときには相談できる環境です。
・仕事のやりがいは?
患者さんに「薬剤師の仕事について初めて知ることができた」「あなたに会えてよかった」と言ってもらえた時にはやりがいを感じました。また、看護師や医師から、「薬剤師さんがいてくれないと困ります」と言ってもらえたときは大変嬉しかったです。
それに加えて、昨日知らなかったことを知り、目の前に現れる課題を解決できた時に、成長を感じれられることはやりがいの一つです。
・今後の夢や目標は?
安全な医療を提供し、治療を受ける患者・他の医療従事者の心の拠り所となる薬剤師を目指しています。「患者」としてではなく、1人の人生としてどう生きたいか、どう最期を迎えたいかを、薬剤を通して一緒に考えていける存在になっていきたいです。
・薬剤師を目指す学生へのメッセージ
今、薬剤師は大きな局面を迎えています。今後の社会・経済、薬剤師を取り巻く環境の変化、AIの普及などにより、薬剤師はより対人業務が求められます。その際に必要なことは課題発見・解決力やコミュニケーション能力です。勉強はもちろんのこと、研究や部活、アルバイトなど様々な経験を通して、社会人として必要な基礎的なスキルを磨いていってください。基礎固めをして、一緒に国立病院機構や国立高度専門医療研究センターで働きましょう。

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  国際医療福祉大学 2017年卒業
国際医療福祉大学 S . A
神奈川病院
 神奈川病院は重症心身障碍者病床120床、結核病床30床を有する、総病床数330床の病院です。決して規模の大きな病院ではありませんが、この規模の病院にはメリットがたくさんあります。
まず、アットホームな雰囲気が故に、他部署との交流が盛んなことです。現在はコロナ禍のために自粛していますが、就職して間もないころから、スキー合宿、フットサルや飲み会などのイベントにたくさん参加させていただきました。そのおかげで、業務や身の回りの相談ができる他部署の先輩もたくさんいます。
 次に、様々な業務を経験させてもらえることです。薬剤師数が9名と多くないため、1人1人が業務全体を把握し、協力しています。就職後2年目から病棟の担当を持たせていただき、現在はICTや化学療法に関わる業務もさせていただいています。偏りがなく、幅広く業務を経験できることは自分の強みになると思います。
 そして、患者さんとの距離が近くなることです。病棟業務では1人の患者さんに接する頻度が高くなります。患者さんが退院後も外来受診された際に声をかけていただくことがあります。こういった関係を築くことで、服薬状況や副作用について情報を得て、良質な薬物治療に活かすことができています。
 就職先について迷いがある方はたくさんいると思います。就職だけでなく、物事を選択した後に、全く後悔がないことは稀です。また、自分に合わないと思ったことが最適なこともあります。小さいコミュニティで満足した気になることはもったいないことなのです。
 国立病院機構には規模や特徴の異なるたくさんの病院があります。自分が思いもしなかった最適な環境を探し当ててみてはいかがでしょうか。皆さんとご一緒できる日を楽しみにしております。

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  東京薬科大学 2018年卒業
東京薬科大学 R . N
横浜医療センター

 横浜医療センターは総病床数510床を有する急性期病院です。薬剤師数は26名で、調剤業務と病棟薬剤管理業務が主な業務となっています。
 調剤業務では処方箋に基づいて外来・入院患者さんの内外調剤を行っています。その他にはIVHや抗がん剤の調製も行っており、多岐にわたって患者さんの安全な薬物療法に携わっています。
病棟薬剤管理業務では入院患者さんの持参薬の確認や、入院中に使用する薬についてベッドサイドで服薬指導を行ったり、飲み合わせや副作用の確認を行ったりしています。診療報酬改定に伴い、病棟薬剤業務実施加算2の算定条件にハイケアユニット(HCU)が追加され、当院でもHCUでの病棟業務が開始しました。私が担当する病棟にはSCUがあり、現在SCUの担当薬剤師として実施に向けての体制を整え、病棟薬剤業務の拡大に取り組んでいます。
 職場は風通しがよく、業務上の疑問や不安な点はすぐに相談できる環境です。年数に関わらず自分のやりたいことや意見も聞き入れてもらえ、自らの可能性を広げていくことが出来る環境にあると思います。
 患者さんから「ありがとう」と言って頂いたり、問い合わせに対する提案が患者さんの薬物療法に取り入れられたりする時はやりがいを感じます。
 現在私は薬剤部内のNSTメンバーに所属しており、今後は院内のNSTに所属し、NSTの一員としてチーム医療に貢献する上で、薬学的な視点から投与ルートや投与薬剤の処方設計について理解するだけでなく、アミノ酸輸液や脂肪乳剤、経腸栄養剤等の製剤的な特徴を理解し、処方の提案や栄養管理へ携わっていきたいです。
 国立病院機構には様々な特色を持った病院があるため幅広い知識を習得できる上に、早い段階から病院薬剤師として活躍できる環境が備わっています。フレッシュな皆さんから多くの刺激を受け、薬剤師として一緒に働ける日を楽しみにしています。

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 高崎健康福祉大学 2016年卒業
高崎健康福祉大学 A . K
沼田病院
 普段は、内服薬や注射剤の調剤、抗癌剤調製、持参薬鑑別、院内登録された製剤品の作製、病棟業務を行っています。さらに、褥瘡対策チーム、栄養サポートチーム、緩和ケア支援チームの活動にも参加しています。
 薬剤師は5名と少人数のため、年齢や性別の垣根がなく気軽に相談でき、情報共有のし易さ、良い意味で何でも言い合える温かい職場であることが魅力です。また、業務は幅広く行うことができ、様々な知識を身に着けられます。薬剤科だけでなく、他職種とも密に関わることができます。
 仕事のやりがいは日々感じていますが、特に入院患者さんがいる病棟での服薬指導時に、患者さんから自身の病気や薬について相談され、相談内容を薬剤師同士、医師や看護師などの医療スタッフと相談します。その方にとって最適な答えを導き出し、患者さんにお伝えし、感謝されたときは、大変やりがいを感じます。他にもチーム活動において、薬の専門家として意見を求められることもあり、薬の情報などを提供し、治療や活動方針が決まっていくことにもやりがいを感じます。
 今後は、今行っている業務を大切にしつつ、個人として、各チーム活動の知識向上に取り組みたいと考えています。また、1つの問題に対し複数の回答を持ち、状況に応じて使い分けができるような薬剤師になることも目標としています。
 薬剤師になりどのような道を志すかで、これからの薬剤師人生は大きく変わってくると思います。入職し5年になりますが、4年目に当施設に異動してきました。数々の施設で、たくさんの人と出会い、業務を行えることが国立病院機構の魅力です。ぜひ皆さんも経験してみませんか。お待ちしています。

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 新潟薬科大学 2016年卒業
新潟薬科大学 A . S
渋川医療センター
私は群馬県にあります、渋川医療センターで働いています。国立病院機構に入職した理由は、全国に病院があり多くの施設を経験する機会があること、また最新の治療に触れることができ自分のスキルアップに繋がると考えたからです。基本的に調剤、抗がん剤調製、病棟業務を行っています。病棟業務では、薬剤の選択から投与量、配合変化などいろいろな相談を医師、看護師、その他メディカルスタッフから受けます。また、当院は地域がん診療連携拠点病院のため、多様ながん患者さんが入院してきます。そのためたくさんのレジメンが存在し、新しい薬剤、レジメンがでるたびその作成に関わっています。入職当初から血液内科、脳神経外科などの病棟を担当しており、血液がん、てんかん、パーキンソン病などいろいろな疾患の患者さんと接しています。多職種から気軽に声をかけていただき、また、こちらも声をかけやすい環境となっているので、患者さんの問題を共有しやすい職場となっています。患者さんから、「待ってたよ。来てくれてありがとう。」「話を聞いてもらって、気持ちが軽くなった。」等、言葉をいただいたときにやりがいを感じています。病院薬剤は患者さんだけでなく、多職種と関わりながらの仕事になり、コミュニケーション能力も必要になります。また、担当病棟が特殊な疾患であるため最新の治療や薬剤に触れる機会が多く、自身のスキルアップにも繋がります。今後は認定薬剤師となって、より患者さんの治療に貢献できたらと考えています。薬剤師になるとき、どこに就職するか迷われるかと思います。自身のやりたいこともそうですが、自分にあった職場を選択できるといいと思います。ぜひ一度見学に来ていただき、自分に合っているか調べてみるのもいいと思います。

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 城西大学 2020年卒業
城西大学 Y . N
災害医療センター
 私は現在、東京都立川市にある災害医療センターという病院で働いています。当院は病床数455床、全30診療科を有する三次救急医療機関であり、薬剤師も24時間体制で勤務にあたっています。
 当院の薬剤部は経験年数1~6年目の若い薬剤師が多く、明るく活発な雰囲気がある職場です。
先輩薬剤師との年齢が近いため、不明点・疑問点を相談しやすい環境にあり、先輩方もとても親身に相談に乗ってくださいます。
 また、当院では職務年数に関係なく、比較的早期から様々な業務に携わることができます。そのため私自身も、1年目は調剤室や注射室、抗がん剤調製の業務が中心でしたが、2年目ではこれらの業務に加えて病棟業務にも携わっています。
 病棟薬剤師の業務は、一人一人の患者さんに深く関わることができます。患者さんとお話ししていく中で性格や入院前の生活を知ることができ、それを服薬指導に役立てることで、退院した後も患者さんが自身の生活にあった治療を行えるように支援しています。
患者さんから治療に対する不安や気になる症状をお話ししてもらい、担当医への処方提案や日常生活に対するアドバイスを行うことで悩みや不安を解決できたときは、やりがいを感じるとともに、「薬剤師としてもっと勉強をして患者さんの役に立とう。」という向上心にもつながっています。
 6年生の皆さんは、国家試験に向けて勉強していると思いますが、皆さんが6年間をかけて学んでいくことは、患者さんや、その患者さんを支えるご家族を支える力に必ずなります。どうかその事を忘れずに勉強に励んでください。応援しています。
 そして、このメッセージが、皆さんの将来の選択肢の一つとしてNHOを考えるきっかけになれたら嬉しいです。

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 北里大学 2018年卒業
北里大学 T . H
信州上田医療センター
 当院の薬剤部は比較的少人数の薬剤部ですので、調剤業務から製剤、抗がん剤調製や病棟業務に至るまで全員で協力して業務を行っています。私も調剤室や無菌室、病棟など1日の中でも様々な場所で業務しています。病棟は1年目の夏から3年間整形・脳外病棟を、4年目の現在は循環器・HCU病棟を担当しています。
 薬剤師は病棟で唯一の薬の専門家として、患者さんの薬物治療の安全性と有効性を担保することが求められます。患者さん本人に対する服薬指導はもちろんのこと、医師・看護師への処方提案や情報提供、薬効や副作用兆候の聞き取りなどで病棟やチームの仲間に頼られ(時に意見を対立させつつも)、患者さんの治療と笑顔に貢献できることは大変に楽しく魅力的でやりがいのある仕事です。
 私の今後の目標は薬薬連携を充実させることです。患者さんの薬物治療は退院後も生涯ずっと続きます。病院と薬局の薬剤師が手を取ることで患者さんのより安全な入院治療と退院後の効果的な薬物治療を支えることが出来ます。効率的な情報共有や患者さんにもたらされる利益を日頃の業務を積み重ねて検討評価し、学会発表などを通じてこれを充実させていきたいと思っています。
 最後に薬学生の皆さんへのメッセージです。病院、薬局かかわらず薬剤師に求められるのは基礎薬学の知識が活用できることです。矛盾するように聞こえるかもしれませんが、臨床薬剤師は添付文書やガイドライン、論文などから得られる情報を目の前の患者さんに当てはめてよいかを薬学的に評価します。その際、臨床の知識と生化学や薬物動態など基礎薬学の知識を結びつける力が不可欠です。そして基礎薬学は医師にはない薬剤師のアイデンティティかつ、医師が薬剤師に頼る分野です。学生のころ人並み以上に遊んでいた私が言うのは大変恐縮ですが、よく遊び、日々の学問にもより一層励んでいただければと思います。
 いつか皆さんと働ける日を楽しみにしています。

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 東邦大学 2018年卒業
東邦大学 A . T
千葉東病院
 当院は、糖尿病・内分泌内科、腎臓内科、リウマチ・アレルギー科、脳神経内科など様々な診療科を有する療養型の病院です。特色としてALSやパーキンソン病、関節リウマチなど難病を抱えた患者さんが多いです。
 薬剤部の主な業務として、調剤業務、抗がん剤や高カロリー輸液製剤の無菌調製業務、薬剤管理指導業務、病棟薬剤業務等があります。また、チーム医療の一環として各種患者教室(糖尿病、慢性腎不全、小児腎臓病)に参画しています。
 職場では、明るく頼りになり、時に厳しく指導してくださる上司や先輩方に囲まれ、日々精進しています。私は2年目までセントラルの業務を中心に行っていました。3年目になり病棟での薬剤管理指導業務に携わるようになりました。また、以前より興味があった感染対策チームや抗菌薬適正使用支援チームに参加しています。
 新たな業務に携わるようになり、多くの医療スタッフや患者さんと接する機会が増えたことで、今まで気付かなかった事に気付くようになりました。また、チーム医療に参画することで専門領域にて活躍する医療従事者の取り組みを知ることができました。現在は、そのような環境の中、多くのことを学び、吸収することで充実した日々を過ごしています。
 今後は、日々の業務をきちんと取り組みつつ、興味のある領域を深めていきたいと考えています。具体的には、現在活動している感染対策チーム、抗菌薬適正使用支援チームでの経験を活かし、感染制御の専門的な薬剤師を目指していきたいと考えています。
病院薬剤師は、他職種との連携が密なので様々な視点から学ぶことが多いです。勉強ばかりで大変な時期ではあると思いますが、きっとその知識は役に立つときがきます。是非その知識で他職種から頼りにされる薬剤師になれるように頑張ってください。頑張っている皆さんを応援しています。

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 昭和大学 2017年卒業
昭和大学 M . S
久里浜医療センター
 当院は東京ドーム約3個分という広大な敷地面積を持ち、三浦半島の中部にあります。東京湾を見下ろす緑豊かな丘陵など自然に恵まれた環境に立地しています。
新棟に移り病床数は277床、精神疾患と依存症(アルコール、ギャンブル、ゲーム)、日本でも数少ない医療観察法の病床を有しています。
・普段どのような仕事をしていますか
シフトを組みほとんどの業務に携わっていますが、調剤業務、病棟業務を中心に行っています。
調剤業務は精神科ならではの薬を多数取り扱っています。
病棟業務は令和2年度より開始しました。立ち上げ当初から医師や看護師等のスタッフと連携取り合い、持参薬鑑別、服薬指導、医薬品の管理、薬剤に関する相談応需等を行っています。
・職場の雰囲気は
7名の薬剤師と多くはありませんが、とても穏やかでアットホームな雰囲気です。
ほとんどの薬剤師が他施設での業務の経験があり、知恵を出し合いながら業務に励んでいます。また中規模病院なため、他職種と強く関係が構築できるのも魅力の一つです。
・仕事のやりがいは
当院の患者は薬への興味や知識を持っている方が多く、薬に対してこだわりが強いと感じます。医師の薬の選択に対し薬剤師として代謝経路や相互作用等を確認すると共に、患者背景を考慮し一人一人に適した治療に参画し結果が出たときです。
・今後の目標や夢は
国立病院機構内の前職場で勤務していた際にNSTの研修を受講し、栄養について興味を持ちました。現在はNST専門療養士の取得を目指しています。
・薬剤師を目指す学生へのメッセージ
国立病院機構は様々な施設があります。異動により専門的な知識を学ぶ機会や人脈が広げることができます。私自身も前職場では急性期医療や癌を、現在では精神疾患や依存症の治療に貢献するなど幅広い経験をしています。皆さんも縦や横の繋がりが強い国立病院機構で病院薬剤師として研鑽してみては如何ですか。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

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帝京平成大学 2018年卒業
帝京平成大学 Y . M
東埼玉病院
①普段はどのような仕事をしていますか?
私は調剤、病棟薬剤業務、薬剤管理指導、TDM解析などの業務を行っています。
2年目から病棟での業務を行わせていただき、各委員会やカンファレンスへ参加しています。
②職場の雰囲気は?
当院の薬剤部は様々な世代がおり、若い力で協力・切磋琢磨し合い、困ったことは上司に相談しながら過ごしています。薬剤師8人、調剤助手2人と少ないながらも明るく楽しい職場です。
③仕事のやりがいは?
医師や看護師からの薬剤の問い合わせや、病棟業務として他職種と意見交換をしたときは自身の知識不足を痛感しますが、それと同時に情報共有したことが治療に反映された時はやりがいを感じます。患者様だけでなく、御家族の方からも「ありがとう。薬剤師さんがいて助かりました」と言っていただいたけたときに喜びを感じています。
④今後の目標や夢は?
現在NSTの一員として活動しており、さらなる知識向上を目的に研修へ参加しました。
まだ勉強を始めたばかりで周りの方々に助けられてばかりですが、今後はNST専門療法士の資格を取得し、チームの中で頼られる薬剤師となりたいと考えています。
⑤薬剤師を目指す学生へのメッセージ
国立病院機構は全国に数多くの病院があり、様々なことが経験できる環境が整っています。
知識がつくことはもちろんですが、自分の興味や関心があることを見つけることができ、様々な経験ができていると実感しています。そこで得た出会いや知識・情報は新たな発見ややりがいに繋がり、今後の薬剤師人生がより充実したものになると考えます。

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帝京大学 2017年卒業
帝京大学 W . S
水戸医療センター
当院は、30床の救命救急センターを有しており、三次救急病院で地域の救急医療を担っています。救命救急センターの病棟業務は、傷病の緊急性と重症度が高く通常の状態とは異なるため、一般的な病棟とは違い様々な可能性を考慮して薬物治療の計画を立てる必要があります。
・普段はどのような仕事をしていますか?
・仕事のやりがいは?
私は、この救命救急センターの担当薬剤師として病棟薬剤業務を行なっています。
日々の業務として、救急外来での対応や点滴ルートの整理やTDMの実施、薬剤の適正使用に関して、様々な薬学的介入を行っています。より高度な知識が求められるため、5年目の今も勉強の日々です。また、医師と患者回診やカンファレンスへ参加も行い、スタッフ間での情報共有や患者さんへの服薬指導での積極的にコミュニケーションをとることも心がけています。チームで患者さんを救命している実感があり、とてもやりがいを感じています。
・今後の目標は?
私の目標は、救急認定薬剤師を取得し、救急・集中治療領域のスペシャリストになることです。また、医師や看護師、他コメディカル、患者さんも含めて「担当の薬剤師が君でよかった。」と思われるような薬剤師になる事が私の夢です。
・薬学生へのメッセージ
国立病院機構は、全国に数多くの病院がありそれぞれ特色があります。私のように救急領域に興味がある方から、慢性疾患に興味がある方、まだ目指したい分野が漠然としている方も幅広く経験を積むことができます。
最後に薬学生にアドバイスを。私は、日々の業務の中で医師への提案や他スタッフとのコミュニケーションをとるスキルが非常に重要であると感じています。座学での勉強はもちろんですが、こういったスキルの高さは強みになります。学生のうちから、色々な方とたくさんコミュニケーションを取り磨いてください。
ぜひ、国立病院機構の一員として、一緒に薬剤師として活躍しましょう!

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東京理科大学 2017年卒業
東京理科大学 H . Y
千葉医療センター
・普段はどのような仕事をしていますか?
千葉医療センターは千葉県千葉市にある410床からなる急性期病院です。27名の薬剤師が在籍しています。私は薬剤師歴5年目となり、消化器内科と血液内科を扱う病棟を担当しています。病棟業務が1日の中心ではありますが、他にも調剤室・注射室のセントラル業務、緩和医療ケアやHIVチームの薬剤師業務も担当しています。
・職場の雰囲気は?
同年代の薬剤師だけでなく、認定薬剤師や専門薬剤師の資格を有する薬剤師、育児のため時短で働いている薬剤師など様々なので、日々の仕事の相談はもちろんですが、将来を見据えたキャリアプランやライフプランについても相談しあえる居心地の良い薬剤部だと思います。
・仕事のやりがいは?
直接的にも、間接的にも自分の仕事が患者さんの治療に貢献していると実感できることです。その中でも、患者さんの訴えや検査結果から、医師・看護師と相談して自身の処方提案が採用されたり、服薬指導を通じて患者さんから直接「ありがとう」と言われたりする時は特にやりがいを感じます。
日々勉強の毎日ですが、病院薬剤師だからこそ、大学で学んだ知識をフルに活用できていると実感しています。
・今後の目標や夢は?
現在日本糖尿病療養指導士、心不全療養指導士、病院薬学認定薬剤師の資格を取得しています。今後はHIV感染症薬物療法認定薬剤師や緩和薬物療法認定薬剤師の取得を目指しており、取得できた場合には、専門性を発揮し、現在従事している多職種チーム業務への貢献や他の薬剤師から相談されるような役割を担うことを目標としています。
・薬剤師を目指す学生へのメッセージ
国立病院機構には多くの施設があり、施設間の異動や人事交流もあることが強みだと思います。東京理科大学の皆さん、このホームページをご覧のみなさん、これから国家試験の勉強や卒業論文発表など大変なことが多いとは思いますが、皆様と一緒に働けることを楽しみにしています。

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日本薬科大学 2018年卒業
日本薬科大学 M . I
埼玉病院
・普段どのような仕事をしていますか?
当院は薬剤師38名、病床数550床の急性期医療および高度専門医療を中心とした総合病院です。現在は調剤・注射業務、抗がん剤調製、製剤業務、外来がん化学療法室業務などに携わりながら病棟業務を行っています。脳神経内科、血液・膠原病内科、泌尿器科、脳神経外科の混合病棟を担当しており持参薬鑑別、薬剤管理指導、抗がん剤の副作用モニタリングや医師への処方提案などを行っております。また、他職種と共にチーム医療に関わり、薬物治療の提案や相談を行うことで、業務もスムーズに進めることが出来ています。
・職場の雰囲気は?
当院の薬剤部は和やかな雰囲気で、年齢層は幅広いです。忙しい日々の中でも、個々のメンバーが協力し、効率よく業務を行っております。他職種との距離が近く、コメディカル同士や病棟での交流会もあり、医療連携以外でも他職種への理解が深められる環境です。
・仕事のやりがいは?
患者さんに接する機会が多く、実際に話をすることで患者さんが抱えている様々な問題を発見し、処方提案や薬剤管理指導を通して薬物治療の面から関わった場合に、患者さんから感謝されることが日々の成長へつながっています。現場で日々学び、医師や看護師などに頼られる存在になっていくことにやりがいを感じています。
・今後の目標や夢は?
チーム医療で活躍できる薬剤師になる為には、専門的知識を活かした専門薬剤師が重要です。これからは、がん薬物療法の経験をさらに積んでいき、認定取得を目指して、患者さんへ貢献していきたいです。
・薬剤師を目指す学生へのメッセージ
国立病院機構の病院は、全国に数多くあり自分の目指す分野に特化した場所が必ずあると思います。目指したい分野において幅広い知識や経験を積むことができ、本当に自分のやりたいことを模索することができます。ぜひ皆さんと共に国立病院機構の薬剤師として働ける日を楽しみにしております。

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慶應義塾大学 2018年卒業
慶應義塾大学 A . T
東京医療センター
1.普段の仕事、やりがい
内服薬・注射薬の調剤、抗がん剤の混注のほか薬務(医薬品の在庫管理)や院内製剤の調製にも携わっています。病棟業務では、呼吸器内科を担当しており、週2回のキャンサーボード(肺がんの治療方針を決めるカンファレンス)にも参加しております。患者さんに服薬指導をした際に「ありがとう」「また来てね」と言って頂いたり、医師や看護師などの他職種の方から相談を受けたりした時に、薬剤師としての責任ややりがいを感じます。肺癌をはじめ薬物治療は日々進化しており、まだまだ勉強中ですが、これからも努力を忘れずに頑張っていきたいと思います。
2.職場の雰囲気
和気あいあいとしていて居心地の良い職場です。当院は薬剤師が約50名在籍しており、専門や認定を持った薬剤師も多く、困ったことがあれば気軽に相談できます。
何かあればお互いフォローして助け合いながら日々の業務に当たっています。
皆、相手を思いやり尊重することができる方々ばかりで、私も周りの人達にはいつも感謝しております。
3.薬剤師をめざす学生へのメッセージ
病院薬剤師の仕事は、調剤、服薬指導、持参薬鑑別、チーム医療への参加、医薬品の在庫管理、医薬品情報管理(DI)、製剤、試験解析など多岐に渡ります。
勉強しなければいけないことも多く、大変なこともありますが、その分様々な経験から多くのことを学ぶことができ、やりがいも大きい仕事です。
国立病院機構は全国に数多くの病院があり、施設ごとにそれぞれ特徴があります。各特性を生かした経験ができるのが醍醐味だと思います。
皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています♪

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武蔵野大学 2018年卒業
武蔵野大学 K . W
下志津病院
 私は、下志津病院で勤務しています。業務内容は内服薬の在庫管理や、病棟業務、褥瘡委員会等を担当しています。業務を通じて、患者の健康や命を預かる責任の重い仕事だと日々実感しております。
 当院の特色は、リウマチの患者が多く、重症心身障害・筋ジストロフィーの病棟があることです。リウマチの患者の多くは免疫抑制剤を使用しており、重心・筋ジス患者は呼吸機能や嚥下機能が弱い方が多くいます。そのため特に感染症に気を付けなければならないことに当院スタッフ全員が高い意識を持っています。安全・衛生管理については院内感染制御チームが中心となって行われており、例えば、手指衛生手技のマニュアル化ポスター掲示や、定期的な院内講習を行うこと等によって、医療スタッフの感染防止に対する意識の向上及び維持がされています。
 このような仕事を通じて、患者が安心して治療を受けられるよう、安全管理に努めることに私はやりがいを感じています。しかし多くの人が関わる場所には様々なリスクが存在し、医療現場でのヒヤリ・ハット、インシデントを完全に防ぐことは困難です。そのため薬剤部では、医療事故、インシデント事例の情報を収集し、それらの原因を考察することによって件数削減に努め、重大な事故を決して起こさないような対策を立て、業務に生かしています。
 私は今後、感染症の勉強会に参加して認定薬剤師を取得することを目標としています。なぜなら、日々の業務から衛生・感染制御に興味を持つようになったからです。
 勉強したい思いはあっても、取り組みたい分野が明確ではなかった、そんな私でしたが、業務にまじめに取り組むことで、学びたい分野のきっかけを得られました。学生の皆さん、病院での業務は、感染制御、化学療法、個々の患者に適した薬剤管理指導、TDMなど多岐に渡ります。興味を持った分野には積極的にアプローチしてみて下さい。自分の理想の薬剤師に一歩近づけるはずです。

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千葉科学大学 2019年卒業
千葉科学大学 K . K
まつもと医療センター
 当院の薬剤部は薬剤師15名、薬剤助手2名の計17名で業務を行っています。職場はとてもアットホームで、分からないことや困った際に相談にのっていただける働きやすい環境です。また業務外では、とても自然に囲まれた場所なので、夏には登山や、冬にはスノーボードを楽しんだりしています。
 3年目になる私の現在の主な業務は調剤(内服、注射)、抗がん剤調製、製剤業務、病棟薬剤業務、NSTチームです。病棟薬剤業務では呼吸器内科病棟の担当として、幅広く業務を行っています。薬剤師として主に相互作用、副作用の早期発見、医師への処方提案などを行い、他の医療従事者とチーム医療で取り組んでいます。自分の考えや提案が取り入れられた時は喜びを感じ、自分がチームの一員だと実感します。患者さんが退院される際に「小林さんのおかげで安心した、ありがとう」の言葉をかけられたことが今でも良い記憶に残っています。私の薬剤師としての理想像は安心を届けられる薬剤師だと思っています。
 今後は、専門的な知識を深めて認定薬剤師等の取得を目標に日々努力していきたいと思います。
 国立病院機構は全国に数多くの病院があります。それぞれの特色があり幅広い知識、経験を積むことができます。また目標は無いけれど病院薬剤師として働いてみたいと思っている方も各施設経験することで目標を見つけられるかもしれません。こういったことができるのが、国立病院機構の強みだと思います。最後に皆さんが無事国家試験に合格し、一緒に働ける日が来ることを楽しみに待っています。頑張ってください。

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日本大学 2019年卒業
日本大学 Z . I
霞ヶ浦医療センター
1)普段はどのような仕事をしていますか?
当院に配属され3年になりますが、1年目より調剤業務、病棟業務、医薬品発注、外来化学療法患者に対する指導、チーム医療への参画、薬薬連携など経験させてもらい、現在も上記業務を担っています。
2)職場の雰囲気は?
当院薬剤部では管理職、中堅、若手どの薬剤師も意見交換ができ、傾聴してもらう体制が構築されています。日々業務においても自主性を重んじてくれる環境です。
3)仕事のやりがいは?
患者さん、他職種、同職種に必要とされることが薬剤師冥利に尽きると思います。
薬剤師の視点を活かして信頼関係を築くために、自身の行動に責任を持って仕事に取り組めることがやりがいです。
4)今後の目標や夢は?
国立病院機構には薬剤師として臨床・研究・解析さまざまな分野で活躍できる可能性があるので、1つに縛られることなく、多岐に渡って経験を積みたいです。
5)薬剤師を目指す学生へのメッセージ
薬剤師という職業は薬局・ドラッグストア・病院で働くものという固定概念を払拭し、薬剤師という職種の意義・可能性を拓いていけるよう、ともに努力していきましょう。

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城西国際大学 2017年度卒業
城西国際大学 S . T
国立がん研究センター中央病院
 私は当院のレジデントで3年間研修後、現在は常勤スタッフとして勤務しています。
普段は経口・注射薬の計数調剤、抗がん剤調製、手術室の医薬品管理や治験薬の調剤業務を行っています。また、プリセプターとしてレジデント教育も行っております。当院では普段セントラル業務を行う中で、新しい抗がん剤に触れる機会が沢山あります。また、入職時には治験薬だったものが、現在は抗がん剤として承認されて実臨床で使用されている薬剤もあり、臨床で新薬の治験から承認までのプロセスを学べるのは貴重な経験だと思います。
 職場は自分と同じようにレジデントから常勤スタッフとなった同期や先輩・後輩が多く勤務しており、日常業務の相談だけでなく資格取得や研究の相談などもしやすい環境です。
 薬剤師として働く中で、答えのない問題が沢山ありますが、周りの薬剤師や他職種と相談することで、より良い答えが見つけられた時に仕事のやりがいを感じます。
 抗がん剤だけみても毎年数多くの新薬が承認・販売されています。ゲノム医療の研究が進んでおりますが、薬剤師として患者さん一人一人に合わせた薬剤を選択できるように今後も研鑽を積んでいきたいと考えております。
 薬学部での6年間は長く、その中でも6年生は卒業研究、国試の勉強、就職活動など特に多忙な日々が続くと思います。国試の勉強に限らず、大学生活で学んだことは薬剤師として臨床で働く中で強みになります。その強みを臨床へ還元できる薬剤師になれるよう、お互い研鑽を積んでいきましょう!!

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千葉大学 2017年度卒業
千葉大学 R . S
国立国際医療研究センター病院
 当院は749床43診療科を有する総合病院として、日本の高度急性期医療を担いながら、国際感染症、HIV感染症、糖尿病、救急医療や外国人診療など専門的な診療体制を有しています。国立病院機構とは施設間での人事交流があるため、薬剤部員も様々な特色を持つ施設で経験を積んだ薬剤師約45名が、レジデント研修生12名、薬剤助手3名とともに日々業務にあたっています。
 現在私は糖尿病内分泌代謝科と腎臓内科がメイン病棟の専任薬剤師を担当しているほか、院内感染制御チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の活動も行っています。糖尿病や腎臓病は、食事・運動・服薬管理といった患者自身の生活そのものが治療効果や生命予後に影響するため、医師・看護師・栄養士やソーシャルワーカーなどの多職種と連携して多方面から療養指導に当たります。薬剤師としては患者自身が理解・納得したうえで安心して薬物療法が続けられることを目標に指導をしています。
 病棟に配属されて2年目の今年は、糖尿病療養指導士の認定資格を取得することができました。療養指導の知識を患者指導や多職種との連携に役立てながら、患者さんの明日につながる指導を心がけ、日々やりがいを持って仕事に励んでいます。次は感染症領域においても認定を取得できるように頑張ります!
 私は大学卒業後、当院にて2年間のレジデント研修を経て正職員となり今に至りますが、沢山の先輩方のご指導のおかげで現在があります。わからないことがあれば様々な分野において頼れる同僚がたくさんいるのも国立病院機構の魅力です。今、糖尿病と感染症という2つの大きな分野で業務に携わらせていただけるこの環境には感謝しかありません。自分の経験は同僚や後輩たちに積極的に伝えていき、このサイクルが続くよう尽力していきます。尊敬できる仲間と一緒に、患者さんの力になる薬剤師として働きませんか?

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横浜薬科大学 2018年度卒業
横浜薬科大学 S . S
相模原病院
 現在勤務している神奈川県相模原市にある相模原病院は、国内においてリウマチ・アレルギー疾患に関する診療・臨床研究の基幹施設として位置づけられています。
 薬剤部は、経験年数1~6年目の若い薬剤師が多く在籍し、活気があり、職場はとても良い雰囲気です。現在は、調剤室・注射室での調剤業務、抗がん薬調製業務、製剤業務、病棟業務、外来指導業務など幅広く業務に携わっています。病棟業務では消化器内科病棟を担当しており、持参薬鑑別、服薬指導などを行っています。薬の知識はもちろん、個々の患者さんに応じてどのように説明をすればしっかりと内服していただけるか、工夫を重ね、多職種と情報共有を行い、指導を行っています。チーム医療では緩和ケアチームに所属しており、多職種とのカンファレンスや回診に参加し、薬剤師の視点で副作用軽減や疼痛コントロール、治療薬の提案等を行っています。現在、緩和薬物療法認定薬剤師の資格取得を目指しており、より一層、認定薬剤師として、緩和薬物療法について他職種より信頼し、相談等していただけるように努力していきたいと考えています。仕事のやりがいは、関わった患者さんから頂いた感謝の言葉や、薬剤師として他職種に伝えた情報が治療に反映され、それにより患者さんの症状改善に貢献できた時です。
 国立病院機構は全国に多くの病院があり、それぞれの施設で特色をもっており、幅広い知識や経験を積むことができます。国家試験や就職活動など、大変な日々もあるかと思いますが、皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

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昭和薬科大学 2018年度卒業
昭和薬科大学 D . A
西新潟中央病院
 当院は新潟県の中心地である新潟市にあります。新潟といえば2m近い積雪を想像する方もいると思いますが、決してそんなことはありません。夏は暑く、海にも入れます。当院から海までは歩いて10分程なので、コロナ禍前は業務後に釣りに行ったり、納涼会を海辺のバーベキュー場で行ったりしていました。そんな当院は薬剤師10名と調剤助手1名で業務を行っています。病床数400床で呼吸器系と神経系に力を入れている病院です。
 私は大学卒業後、当院に配属となり、2年目から機能脳神経外科、神経小児科、てんかん科を主に受け入れている病棟の担当となりました。てんかんや痙性斜頸など今まであまり触れる機会のなかった患者さんに関わることになり、てんかんの拠点病院ということもあり、製薬会社主催の医師向けの抗てんかん薬の講演会などもさせていただきました。また、ICT業務やNST業務、パーキンソン病チームに携わっており、ICTでは院内感染予防や抗菌薬適正使用チェック、NSTでは患者さんの栄養改善への介入、パーキンソン病チームでは院内外への勉強会の企画立案など、チーム医療に参加しています。さらに上司の論文投稿の手伝いをしたことをきっかけに、私自身も研究をするようになり、いずれは論文を執筆したいと思っています。
 国立病院機構の地方の病院では周期的に異動する人が多いので、都心や大きな基幹病院とは違い、チャンスは多くもらえていると思います。また、日々の業務をこなしながら、色々なことに挑戦することができています。首都圏の大きな病院で不自由なく日々の業務をこなすことも有意義かもしれませんが、地方の規模の小さい病院で、自分のできることを考え、職能を広げながら仕事するのも有意義だと思います。これから国立病院機構へ入職された際は、環境に関わらず、無為に仕事はせず、できることを常に探してみてください。

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 関信地区国立病院薬剤師会 各施設の詳細は、こちらのページからご覧下さい。

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